- 実務翻訳士とは?
- 取得するとどうなる?
スペイン語検定を受験すると、実務翻訳士という資格を耳にすることがあります。
しかし、今ひとつこの資格の実態がわからない方も多いのではないでしょうか。
「自分が翻訳の資格を取得することになったら夢のよう」
こんな気持ちから、実務翻訳士の資格取得を目標の1つにしていました。
実務翻訳士について、日本スペイン協会へ問合わせた内容も踏まえて解説します。
- 実務翻訳士は3級以上の合格で取得可能
- 4級合格後は受講のみ
- 資格受講後にできること
スペイン語検定受験予定のある方は、参考にしてね。
スペイン語の実務翻訳士とは?
- 実務翻訳士取得にはスペイン語検定(西検)3級以上合格が必須
- 実務翻訳士は日本スペイン協会の発行する資格
私が受け取った日本スペイン協会の実務翻訳士研修の案内によると、
プロレベルの通訳、翻訳者としての心得を専門家が解説します。
(引用:日本スペイン協会)
と、記載されています。
受講費が必要なため、検討中の方は資格の内容を把握しておくことをおすすめします。
スペイン語検定(西検)3級合格後、研修を受けると取得可能
- 取得にはスペイン語検定3級以上の合格
- 研修は4級合格者も参加できる
実務翻訳士の資格を取得するには、スペイン語検定3級以上の合格が必須です。
ただ、4級合格者も研修に参加することができます。
私は4級の合格通知に、実務翻訳士の案内が同封されていました。
- 4級合格者は研修のみ
- 研修を受けても3級合格まで資格取得は不可
専門家による講習を受けることができますが、すぐに資格の取得はできません。
勉強の一環として講習を受けるのなら問題はありませんが、研修費用はわりと高額です。
4級合格後に研修の受講を検討されている方は、この点に注意してください。
3級に合格するまでは、資格取得できないよ。
実務翻訳士は日本スペイン協会の発行
- 日本スペイン協会の発行
- 国家資格ではない
実務翻訳士は日本スペイン協会の発行で、国家資格ではありません。
履歴書に記載することも可能ですが、すぐに仕事に直結するかというと難しい印象を受けました。
取得すると何ができるか見ていきましょう。
【実務翻訳士】取得するとどうなるのか?
- 協会から仕事を紹介してもらえることがある
- 履歴書に記載することができる
スペイン語の資格取得を目指す先に、スペイン語を用いた就職を考えられている方も多いのではないでしょうか。
日本スペイン協会へ確認したところ、
実務翻訳士を取得すると、日本スペイン協会から通訳や翻訳の仕事を紹介してもらえることがある、とのことでした。
ただし、1級や2級を取得していれば会議等の翻訳の仕事が急に入ることも・・・というような回答でした。
やはり実務翻訳士を取得後も、1級や2級の取得を目指すことが必要となるようです。
また、履歴書に記載される方も・・・と言う回答もいただき、「仕事に直結とはならないのかな」という印象です。
スペイン語検定4級合格後に研修を受講した場合
- 3級合格後、再研修は不要
- 3級合格後、日本スペイン協会へ資格を申請
受講後にスペイン語検定3級以上を合格した場合、実務翻訳士の取得のために再受講が必要なのか?
ここをきちんと把握していないと、4級合格後に受講するかどうかを決めることはできません。
3級合格後に、日本スペイン協会へ自分で資格取得を申請。
協会の方で研修の受講履歴を確認し、受講が確認できれば実務翻訳士の資格が発行されます。
問合わせた際、この件について協会内でも再度確認されていました。
4級合格者が研修を受講し、その後3級以上を合格した場合でもスペイン協会から資格取得の旨が案内されることはないように感じます。
受講後に合格された場合は、自分で協会へ問い合わせることを忘れないようにね。
【実務翻訳士の研修】受講に最適のタイミングは?
- スペイン語検定3級以上の合格後
- ある程度の語彙力をつけてから
- 資格が必要になったとき
実務翻訳士を取得するには、やはりある程度の語彙力が必要だと感じます。
研修費用はわりと高く、研修場所も1ヶ所のみ。
せっかく受講するのであれば、この費用に見合うものを習得しないともったいないと感じます。
実務翻訳士の取得を目指す方は、受講のタイミングも重要です。
以上、Barcelonar
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