【スペイン語検定3級】西検リニューアル後の試験内容と過去問

2023年冬季に、改定後のスペイン語検定3級を受験しました。

スペイン語検定はリニューアル後の過去問や試験問題はあまり公開されておらず、比較的情報の少ない試験です。

この記事では、リニューアルされたスペイン語検定3級の試験問題や内容について振り返ります。

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【改定後】スペイン語検定3級(西検)の試験内容とレベル

2021年の改定で最も変更点の大きかったのが3級ではないでしょうか。

面接がなくなったことと、マークシート式への変更は大きく、以前よりも受験のハードルは下がったと感じました。

試験時間は80分。

スペイン協会の公式サイトでは筆記65分・リスニング15分と記載されていますが、80分通して行われ、そのうち15分がリスニングです。

試験内容の内訳

	課題(問題数)	配点
筆記試験	5（30問）	85点
リスニング試験	1（5問）	15点
合計	6（35問）	100点

学習範囲

	文法
範囲	過去未来完了・接続法現在完了・接続法過去・接続法過去完了を含む
語彙数	約2,500語

スペイン語検定3級はDELE B1レベル相当とされていますが、試験内容的にはDELE B1の方が圧倒的に厳しいと感じます。

試験内容やリスニング問題のスピードどれもDELE B1の方が難しく、DELE B1の試験勉強をしていればスペイン語検定3級の試験対策になるはずです。

スペイン語検定3級は、空欄補充の問題などで語彙や文法知識を要するものが多く出題されました。

受験することで学習の見直しや、語彙力強化にもつながると感じています。

スペイン語検定3級の問題・過去問を振り返る

私が実際に受験したときの内容です。
今後の試験とは異なる可能性があります。

試験内容

課題	内容	問題数
課題1	空欄補充	8問
課題2	空欄補充	10問
課題3	適切でない語彙の選択	4問
課題4	長文の空欄補充	4問
課題5	長文読解	4問
課題6（リスニング）	リスニング	5問

私が受験したスペイン語検定3級の試験内容です。

振り返りのため記憶違いのところがあるかもしれません。
また、今後の試験とは異なる可能性があります。

スペイン協会のサンプル問題とは異なる問題文もあったので、焦らず問題文をしっかり読んでくださいね。

長文読解でも当てはまらないものを選ぶ問題がありました。

とくに、適切なもの・適切でないものを選ぶ問題がちりばめられているので注意が必要です。

時間配分

リニューアル後の受験が初めてだったため、リスニング問題がいつ始まるのかやや心配でした。

試験会場に入ると大きく案内が記載されており、事前にしっかりと説明があるので安心してください。

以前はリスニング後の途中退室が可能でしたが、今回は途中退室はできませんでした。

試験時間を終了するまでは教室にいる必要があります。

課題1　語彙問題

スペイン協会の公式サイトにあるサンプル問題と同様に、空欄に入る最も適切なものを選択肢の中から選ぶ問題です。

私が受験したときは課題1は全8問。サンプル問題とは問題数が異なっていました。

①¿Viste las noticias ayer?
-No, ( ) ～
※問題文はニュアンスで記載しています。

選択肢は4つ。このときは「apenas 」を選ぶ問題だったと思います。

個人的には焦りからか、1番始めの「viste」が何だったかわからなくなってしまい（焦りすぎですよねw）、落ち着いてわかる問題まで飛ばしました。笑

ほかにも同様に空欄を埋める語彙問題が7問ありました。

課題2　

課題2の問題の中に、

No (　) duda de ～

cabe(caber)を選択する問題がありました。

私は試験前に、接続法ドリルをやりきろうと取り組んでおり、その中で解説のあったフレーズでした。

（時間がなくすべてやり切れませんでしたが笑）

No cabe duda de 　疑う余地がない・間違いない

試験全体を通して、語彙や文法問題が多かったように感じます。

課題3　適切でない語彙を選択

サンプル問題と同様に、スペイン語の文章を読み、適切でない選択肢を選ぶ問題です。

（問題文は記憶していたニュアンスで記載しています。）

¿Qué adjetivos están relacionados con el gusto o el sabor?

選択肢には味覚に関する形容詞が4つあり、適切でないものを選びます。

このときの選択肢は4つで「ácido / 〇〇 / picante / amargo」でした。適切でないものなので、〇〇が解答です。

このように選択する問題が全部で4問ありました。

問題文・選択肢ともにスペイン語なので語彙が必要です。

課題4　長文の穴埋め問題

日本在住のスペイン語圏の友人に、引っ越しのアドバイスをする文章でした。

空欄に適切なものを選択肢から選ぶ問題です。

引っ越しがテーマだったこともあり、比較的難しい語彙は少なかったように感じます。（個人的にはわからない語彙も多かったですが汗）

などが問題になっていました。

「Si～」の条件文では、回答が直接法だということまでわかったのですが、選択肢もすべて直接法で活用された語彙でした。笑

単語の意味がわからないと、正しい選択肢を選べないようになっています。

課題5　長文読解

アメリカ在住のスペイン語圏からの移民の言語に関する文章でした。

長文読解では、空欄補充や本文中の文章に適したものを選ぶ、本文の内容に適していないものを選ぶ問題などがありました。

適したもの・適していないものを選ぶ問題では、選択肢そのものが3行～4行のスペイン語の文章になっています。

本文そのものだけでなく、選択肢もしっかりと読まなければなりません。

本文中の語彙はいくつか下に意味が記載されているものがあったので、長文を読み始める前にちらっと確認しておきましょう。

問題数は4問

問題文は記憶違いのところがあるかもしれませんが、大体こういったニュアンスです。

（問2・問3がやや記憶があやふやなので、異なっているかもしれません。。）

問1の空欄補充は、カッコが2つあり、2つに当てはまる組み合わせとして適切なものを選ぶ問題でした。

覚えているものでは選択肢に「cuyo / cuyos」の語彙がありました。

今回の長文読解の文章はアメリカのスペイン語関連の文章だったため、内容的には目にしたことがある方も多いかもしれません。

個人的にはもっとこういった文章を読んでおけば良かったなと感じています。

課題6　リスニング

スペイン語検定のリスニングは聞き取りづらい場合があると、目にしたことがある方もいるかもしれません。

試験開始前に音量確認があったので、席が遠く聞こえづらい場合は事前に伝えてくださいね。

スペイン語検定のリスニング問題は試験時間内に実施されるため、リスニング開始前に選択肢をしっかりと読むことができます。

DELEとの大きな違いです。

私は時計を持っていき、リスニング開始10分前にすべての選択肢に目を通すようにしました。

リスニング問題のテーマ

参考になるかわかりませんが、今回の問題のテーマです。

問題をしっかり聞いておかないと、微妙に引っかかってしまうような選択肢もありました。

早とちりしないように注意が必要です。

個人的には今回リスニングの勉強をする時間がほぼなく、前日にDELE B1のリスニング問題を参考にしました。

今回DELE B1の練習問題を聞いてみて、問題間のスピードもリスニング速度もDELE B1が圧倒的に早いと感じます。

スペイン語検定3級の合格ライン

満点の70％程度

スペイン語検定3級の合格ラインは、満点の70％程度だと公表されています。

私が受験した場合だと全部で35問だったので、約24問～25問の正解が必要です。

ただし、約70％程度と言われているのみで詳細は不明です。また、筆記とリスニングの割合が関与するかなども公開されていません。

スペイン語検定3級の結果発表

スペイン語検定3級は二次試験がないため、試験から約1か月後の結果通知書にて合否が知らされます。

スペイン語検定3級の試験当日の雰囲気

私が受験した会場は定員に達しておらず、約30人くらいの受験者でした。

6級・5級のときは学生さんが多かったですが、3級ではほとんど社会人の方という印象です。

試験会場はかなり落ち着いていました。とっても静か。

試験直前までメモを見て焦っていましたが、大半の方が直前の確認はせず、静かに座っておられました。

(私も余裕ある状態で受けたかったな…と思いながら、メモを閉まってからはもうボーっとしていました笑)

2級・1級になるとさらに受験者は少ないようで、もっと静かな雰囲気かもしれません。まだ未知の世界です。

以前のスペイン語検定3級(西検)の試験内容

過去のスペイン語検定3級の試験内容です。
現在の内容とは異なります。

現在の内容とは異なりますが、備忘録として記録しています。