- スペインで使えるクレジットカードを知りたい
- スペインでクレジットカードを使うときの注意点は?
- 海外旅行でクレジットカードをお得に使う方法
スペイン旅行ではクレジットカードが必需品ですが、スリの多いスペインでは使用時の注意が必要です。
スペイン滞在で日常生活でもクレジットカードを使っていた私が、スペインのクレジットカード事情、旅行中に使用する際の注意点についてお伝えします。
この記事の一読で、スペイン旅行でクレジットカードを上手く活用でき、カード決済でのトラブルを未然に防ぐことができます。

ガイドブックにない詳細までお伝えするよ!
【スペインのクレジットカード事情】スペイン旅行で必須の理由
- スリ対策
- 現金が使いづらいこともある(高額紙幣は嫌がられる)
- 両替よりもお得に利用可能(為替手数料のみ)
- 宿泊先のデポジット
- ATMでキャッシングできる
スペイン旅行には、クレジットカードが欠かせません。



スリ対策
- 現金被害を減らす
- クレジットカードの紛失・盗難は補償がある
- 盗まれたら利用停止できる
バルセロナやマドリードなどの大都市では、特に注意が必要です。
残念ながら、世界的にお金を持っていると思われている日本人はスリの対象として狙われてしまいます。
そこで、重要なのがクレジットカードの使用。
多くの現金を持ち歩くことなく、旅行中に買い物などを楽しむことができます。
スリに遭った場合でも、所持している現金が少なければ被害を抑えることも可能です。



また、ICチップの搭載されているクレジットカードはスキミング防止対策にもなります。
(電子マネーなどの非接触型決済は、注意が必要です。)
スキミングとは、クレジットカードの磁気ストライプの情報を不正に抜き取り、偽造カード(クローンカード)を作って不正利用する犯罪です。
また、クレジットカードは盗難にあっても、すぐにカード会社に連絡して利用停止すれば盗まれたクレジットカードを使うことはできません。
多額の現金を盗まれても補償はありませんが、クレジットカードでは適切な対応をすれば、その損害をカード会社が補償してくれます。



スリの多いスペインでは必須だね。
現金が使いづらいこともある(高額紙幣は嫌がられる)
- 高額紙幣が使えないところも多い
- ユーロは金額により色が異なるため危険
スペインでは高額紙幣を使う習慣がなく、お釣りがないと言って使用を断られることが多いです。
ショッピングなどを楽しむ観光客にとって、クレジットカードが必須の理由です。
また、ユーロは金額によって紙幣の色が異なり、高額なお札を持っているところを見られると、スリのターゲットになってしまうかもしれません。



50ユーロ札は利用できるところも多いですが、できれば20ユーロまでの紙幣への両替が安心です。
ただ、スペインでもクレジットカードが使えない場所や使用できないこともあります。
- 5ユーロ以下など少額決済
- 小さなお店やバル
- タクシー(利用できるところあり)
- バス(車内での購入)
- 美術館(利用できるところあり)
これらの場所や、決済額によっては利用が難しいです。
空港から市街地へ移動する方法によってはカードが使えないこともあるため、スペイン到着時に少し現金(ユーロ)があると安心。
両替手数料がかなり安いため、ユーロへの両替にはマネパカードがおすすめです。



両替よりもお得に利用可能
- クレジットカード決済のレートが外貨両替よりお得
- カード会社により異なり、約1.5%~3%程度
クレジットカード決済は、海外での利用額×為替レート+事務手数料で日本円での支払い額が決まります。
海外でクレジットカードを利用すると事務手数料が必要で、この手数料率はカード会社によって異なり、約1.5%~3%程度が多いです。
クレジットカードによる海外キャッシングは事務手数料が不要のことが多く、ショッピング利用よりもさらにお得です。



宿泊先のデポジット
- 宿泊時にデポジットが必要になることがある
- デポジットは基本クレジットカードを使用
海外旅行では滞在先のホテルなどで、デポジットが必要になることがあります。
デポジットとは、チェックインの際にホテルに支払う一時預かり金。
宿泊費以外に滞在中にかかる料金の保証金です。
チェックアウト時に全額または、利用分を差し引いて返金されます。
基本的にクレジットカードを利用することが多く、支払い能力があるという保証にもなります。
どうしてもクレジットカードがない場合は、現金でのデポジットが可能なこともあります。
ただ、現金で支払った場合、チェックアウト時に多くの現金が手元に戻り困ることも。
そのまま帰国する場合だと、多くのユーロが残ってしまうことになります。



ATMでキャッシングできる
- 空港での両替などよりお得なレート
- 基本的に現地のATMをそのまま使える
旅行中に現金が足りなくなった場合、現地のATMでクレジットカードを利用してキャッシングを利用できます。
キャッシングのため利息が必要となりますが、年利18%は日割りすると両替手数料よりもお得になります。
キャッシングした際の利息は支払い期間によって異なり、繰り上げ返済も可能です。
やはりトラブルに繋がることが多いからです。
スペインで実際にATMからユーロを引き出していましたが、初めて試みた時は、スペイン語の画面に戸惑いました。
(スペイン語の勉強をしていたにも関わらず・・・笑)
さらに、事前に調べていた以上に手数料がかかることが判明し、断念。
別の銀行のATMを利用し事なきを得ましたが、このリサーチ時間も限られた時間の旅行中にはもったいないです。
初めてでも利用できないことはありませんが、トラブルに繋がる可能性が高くなるため、慣れていない方にはあまりおすすめできません。



【スペインでクレジットカード】利用時の注意点
スペイン旅行には必須のクレジットカードですが、海外で利用するには注意も必要です。
1つずつ、注意点を見ていきましょう。
国際ブランドは2種類以上がおすすめ
- VISAまたはMasterがおすすめ
- JCBは使いづらい
- トラブル対処のため2枚以上持って行く
スペイン旅行には、国際ブランドの異なるカードを2枚以上持っていきましょう。
- VISA
- Master card(マスターカード)
- JCB
- アメリカン・エキスプレス(アメックス)
- ダイナースクラブ
- 銀聯(ユニオンペイ)
2020現在は、中国の銀聯を加えて6つの国際ブランドとされています。
お手持ちのカードはこのどれかの国際ブランドとなっているはずです。
この国際ブランドを2つ以上組み合わせて、スペイン旅行に持って行くのがおすすめです。
盗難に遭ってしまう可能性や、読み取りできずカードが使えないこともあります。
この2つは同じくらい使用できる店舗数が多いです。
反対に、日本で有名なJCBは使えないお店もまだ多数あります。
ただ、バルセロナやマドリードなどの大都市ではJCBと提携しているところも。
日本語で対応してもらえる場所はほぼないため、JCBプラザは日本人旅行者にとって貴重です。
スリの多いスペインでは、クレジットカードを盗まれてしまうことも多く、日本語で相談できるのは心強いですね。
1枚目にVISAかマスタカード、2枚目にJCBを準備しておくと安心です。



2枚以上を分けて持ち歩こうね。
怪しいと感じたら利用しない
- 店員による不正にも注意
基本的に、スペインでは多くのお店で問題なくクレジットカードが使用できます。
ただ、海外では店員による不正が起きているのも事実です。
使用時に何か変だな?と感じたら、クレジットカードでの支払いはやめておくのが無難。
トラブルに巻き込まれると、言葉の通じない国では対処することも難しいです。
特に、小さな個人店などでは注意しましょう。



暗証番号は見えないように隠す
- 暗証番号入力は隠して行う
- ATM利用時なども注意
どんなお店でも、暗証番号は手で隠して入力します。
暗証番号が漏れて不正利用された場合は、補償の対象外となることが多いです。
また、海外でATMを利用するときも注意が必要。
路上にあるATMでは、暗証番号を盗めるよう改ざんされている機械もあります。
ATMを利用するときは、銀行の店舗内にあるものを利用するなどの注意も必要です。



日本の常識では考えられないことが起こるよ。
カードの決済額を必ず確認
- 桁数や金額を必ず確認
- コンマの位置に注意
クレジットカードで決済する場合、必ず決済額を確認しましょう。
また、店員さんの入力ミスなどが起こることも。
言葉の通じない国で、決済後に返金を求めるのは難しいです。
とにかくトラブルの元にならないよう、必ず自分で確認して決済しましょう。
暗証番号と限度額の確認
- 暗証番号がわからないと利用できないことが多い
- 限度額を超えた時点で使用不可
暗証番号がわからないとクレジットカードが使用できないことがあります。
必ず旅行前に確認しておきましょう。
カードの限度額も同じで、超えてしまうとクレジットカードを使用できなくなります。
旅行中にカードが使用できなくなると困るため、限度額の確認も必須です。
予定より少ない場合は事前にカード会社へ相談しておくと安心。
裏面の署名は必須
- 裏面の署名がないと補償外となる可能性が高い
- 署名ないと利用できない
基本的に、クレジットカード裏面に署名がないとカード決済を利用できません。
厳密に確認される機会が少ないのも事実ですが、必ず署名が必要。
署名のないカードを利用して不正された場合、補償の対象外となることがほとんどです。
海外へ行く場合でも、署名は日本語で問題ありません。
海外の方が真似しづらい漢字で署名しておくのも、不正防止には有効です。



トラブル時の連絡先を控える
- 紛失・盗難時の連絡先
- JCBプラザの連絡先
- スペインの救急連絡先
海外でクレジットカードを利用する際に起こりやすいトラブルは、やはり紛失・盗難。
実際に遭った場合、カード会社に連絡してカードをできるだけ早く止めなければいけません。
スマホも一緒に紛失・盗難してしまうと、連絡先を調べるだけで時間を要してしまいます。
電話は滞在先などで借りられるため、とにかく連絡先は事前に調べておきましょう。
【スペインでクレジットカードは必須】上手く活用する方法
スペイン旅行で必須のクレジットカードはショッピング利用や防犯以外にも、お得なメリットがたくさん。
やはり大きいのは、海外旅行保険が付帯されることです。
自動付帯・利用付帯などの注意点もありますが、合算される項目もあります。
スペイン旅行でのクレジットカードの活用方法を見ていきましょう。
スペイン旅行におすすめのクレジットカードへジャンプ
海外旅行保険としても利用できる
- クレジットカードには海外旅行保険が付帯するものが多い
- 自動付帯・利用付帯がある
- 複数枚のカードで補償を合算できる項目がある
- 疾病治療の補償が重要
海外旅行に行く前に必ず入っておきたいのが、海外旅行保険!
日本の健康保険は海外では使えず、現地で病院を利用した場合、多額の請求がなされます。
傷害・疾病治療補償は、複数枚のカードの補償額が合算されます。
クレジットカードの海外旅行保険には、
- 自動付帯
- 利用付帯
の2種類があり、持っているだけで自動的に適用される自動付帯がおすすめです。
もし、心配な方は、カード付帯の補償で不安のある部分だけ海外旅行保険に追加で加入することもできます。
クレジットカードの補償と組み合わせることで、保険料を抑えることができます。



何枚かカードを準備しておきたいね。
旅行中の受診でキャッシュレス診療が使える
- 現地での受診にキャッシュレス診療が利用可能
- 支払いを立て替える必要がなく安心
クレジットカードに付帯する海外旅行保険には、キャッシュレス診療が適用されるものもあります。
現地で病院を訪れたときに受診料を支払う必要がなく、カード会社に直接請求される受診方法。
提携先の病院で日本語を使えることも多く、海外旅行に慣れていない方には安心のサービスです。
通常の診療だと現地で治療費を自己負担することに。
キャッシュレス診療が可能であれば、多額の現地通貨を用意する必要がありません。
キャッシュレス診療は提携している病院のみ対応ですが、それでも利用できるに越したことはありません。
また、いざという時のために、スペインの救急番号も控えておくと安心です。



通貨の異なる国での乗り継ぎでも使える
- 乗り継ぎ空港でもクレジットカードが利用できる
- 複数の通貨への両替が不要
スペインを含むEUは同じ通貨(ユーロ)が利用できますが、乗り継ぎがEU圏外の場合は別の通貨が必要になります。
この場合でも空港でクレジットカードが利用できるため、別の通貨への両替が不要です。
乗り継ぎのためだけに異なる通貨へ両替すると、手数料などを含め損になります。
乗り継いで行くことの多いスペイン旅行では、EU圏外での乗り換えも多く、途中の空港でも使えるクレジットカードが必需品です。
2022最新!【スペイン旅行におすすめの無料クレジットカード】3つ厳選
無料で持てるクレジットカードの中から、スペイン旅行におすすめのカードを3つ厳選。
この記事で厳選している無料カード3枚すべてで、スペイン旅行に必要な海外旅行保険が自動で付帯します。
エポスカード・横浜インビテーションカードは、無料カードの中でもこの補償額がトップクラス。
ゴールドカード並みに高いため、持っているだけでスペイン旅行の強い味方です。



自動付帯の無料カードはお得だよ☆
では、1つずつ見ていきましょう。
エポスカード
年会費 | 永年無料 |
---|---|
ポイント還元率 | 0.5% |
海外旅行保険 | 〇 自動付帯 |
キャッシュレス診療 | 〇 (緊急医療アシスタントサービスあり) |
国際ブランド | VISA |
備考 | 安心・セキュリティが高い |
私も海外旅行保険を理由に、エポスカードを発行しました。
年会費無料で発行できるのに、海外旅行保険は自動付帯。
持っているだけで自動的に保険が適用されます。
- 傷害治療補償 200万円
- 疾病治療補償 270万円
と、年会費1万円を超えるカードなみに高いのが特徴です。
ちなみに、エポスカードを使用しているとエポスゴールドカードというワンランク上のカードへの招待あり。
エポスゴールドへの招待が届くと、ゴールドカードでありながら年会費が永年無料!
海外旅行の治療費補償が300万円と一気に上がります。
私もエポスゴールドへの招待にトライし、切り替えを完了しています☆
エポスゴールドでは、空港ラウンジの利用もできるようになりますよ。





横浜インビテーションカード


年会費 | 永年無料 |
---|---|
ポイント還元率 | 0.5% |
海外旅行保険 | 〇 自動付帯 |
キャッシュレス診療 | 〇 (緊急医療アシスタントサービスあり) |
国際ブランド | Mastercard(マスター) |
備考 | 海外旅行保険に強い |
横浜インビテーションカードという名前ですが、もちろん横浜の方以外も発行できます。
- 海外旅行保険が自動付帯(傷害/疾病治療補償が高い)
- 緊急アシスタンスサービス(キャッシュレス診療含む)
- 現地デスクが利用でき緊急時にも強い
医療費の高い海外では欠かせない傷害・疾病治療費の補償額が200万円。



横浜インビテーションカードの国際ブランドはMastercard。
エポスカード(VISA)との2枚持ちはスペイン旅行で使いやすく、おすすめの組み合わせです☆


Booking.comカード
年会費 | 無料 |
---|---|
ポイント還元率 | 1.0%(通常) 5.0%(Booking.com利用) |
海外旅行保険 | 〇 (自動+利用付帯) |
キャッシュレス診療 | 〇(緊急アシスタンスサービスあり) |
国際ブランド | VISA |
備考 | Booking.comの利用がお得 |
- Booking.comでの予約がお得
- キャンペーンにつき自動で上級会員に
- 還元率がお得
宿泊先を予約するのにBooking.comを利用される方も多いのではないでしょうか。
私もよく利用します。
海外のホテル予約サイトはいくつもありますが、他社と比較してもスペインの宿泊先は多く掲載されています。
ホテルだけでなく、アパートメントホテルやゲストハウス、ヴィラなど様々な宿泊先に対応しているのも大きなメリットです。
このBooking.comのサイトで、
もちろん、スペインや海外だけでなく国内ホテルでも同じように利用可能です。



【スペインでクレジットカードは必須】海外での注意点と上手な活用法・まとめ
スリの多いスペインでは、防犯対策のためにもクレジットカードが必須。
スペイン旅行には必ず、2枚以上持っていくのがおすすめです。
海外でクレジットカードを利用するには注意点を抑えておくことも重要!
日本では考えられないことが起こってしまうことも。



必ず注意点を確認しておこう。
カード決済以外にも、海外旅行ではクレジットカードを有効活用できます。
上手く活用する方法も旅行前に確認しておくとお得に旅行できます。
スペイン旅行におすすめのクレジットカードは、
全て年会費無料で海外旅行保険が付帯するなど、スペイン旅行におすすめの3枚を厳選しました。
スぺインでは、VISAかマスターカードを選んでおくとほとんどのお店で利用できます。
もしBooking.comを利用する方なら、上級会員へのキャンペーンがある今のうちに要チェックです。
スペイン旅行では、防犯対策にもなるためクレジットカードは必須。



以上、Barcelonarでした。
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