Wiseアカウント登録後に口座の設定をすることで、海外通貨の口座情報を取得でき、さらに便利な使い方が増えます。
ただ、便利だとわかってもと仕組みがわかりにくいですよね。。
アカウント登録が終わってもまだ何か設定が必要?と、私も最初は不安でした。
Wiseに登録後、アカウント内の各通貨を有効化することで、日本にいても海外にいても海外通貨や日本円の使い道が広がります。
留学や駐在など海外在住者のためだけでなく、海外旅行者にとってもお得な使い方ができるため、世界中で利用されているのがWise(マルチカレンシー口座)です。
Wiseアカウントでできることを簡単にまとめると、
- 留学や駐在で海外通貨の送金手数料がお得
- 日本にいながら外貨を受け取れる
- 海外旅行で両替を気にせず決済
- 海外ATMで現地通貨の引き出し
- 現地口座のように利用(一部通貨)
イメージがつきにくいかもしれませんが、海外に行く予定のある方や、外貨の受け取り・送金をよく行う方はWise内の設定を済ませることで無駄なコストを省くことができます。
また、Wiseデビットカードを発行することで、現地通貨でショッピングの決済をできたり、自動的に両替して決済してくれたりと海外旅行での手数料も抑えることが可能です。
この記事では、実際にWiseアカウントで外貨の受け取り・送金を行っている私が、設定から入金方法まですべて解説します。
>すぐに設定方法を読みたい方はこちら。
\まずはアカウント登録/
【図で解説】Wiseアカウント(マルチカレンシー口座)とは?世界で使える便利すぎる電子マネー口座
Wiseアカウント(マルチカレンシー口座)の最大の魅力は、設定を行うだけで世界中の多くの通貨を利用できるようになることです。
- 現地口座の開設が簡単
- 海外とのやり取りが簡単
- 海外送金の手数料がお得
- 海外旅行で両替を気にせず決済
- 海外ATMで現地通貨の引き出し
Wiseアカウントは電子マネー口座ですが、海外の口座情報を取得でき、利用の幅が広いのが特徴です。
銀行とは異なりますが、法律上により別口座でお客様の資金を保管する義務があり「セーフガード・ファンド」と呼ばれる資金で保護しています。
Wiseの安全性について先に見る
留学やワーホリで必要な現地口座。海外での銀行口座の開設は一筋縄ではいきません。
なんとなく、便利なイメージがつかめてきたでしょうか。
世界で使える口座といっても自分には不要では?と感じるかもしれませんが、留学や海外滞在だけでなく海外旅行でも大きなメリットを発揮します。
日本にいながら外貨を受け取れたり、海外旅行で海外ATMから現地通貨を引き出せたりと、どこに住んでいても外貨の取り扱いがスムーズです。
- 海外取引手数料や法外な為替レートを気にせずOK
- 同通貨の受け取りは手数料なし
- 一部通貨で口座情報の取得
- 19通貨以上でアカウントにチャージでき、50通貨以上を保有可能
Wiseのデビットカードと組み合わせることで、海外ショッピングや現地通貨の引き出しなどのメリットを受けられるため、一緒に発行しておくのがおすすめです。
多くの銀行で、海外通貨を取り扱うには口座維持費などが必要ですが、Wiseは年会費・口座維持費ともに無料。
保有・受け取り・送金・決済と、ありとあらゆる場面で利用できます。
海外通貨の口座情報を取得し、現地口座のように使える点が大きな特徴です。
Wiseアカウント(マルチカレンシー口座)の作り方・設定方法【これだけでわかる】
WiseのアプリやWeb上では、アカウント(マルチカレンシー口座)の設定とは書かれていません。
「通貨を有効にする」と書かれているので、注意してください。
- Wiseアカウントを登録
- アカウント内の通貨を有効にするためアカウントにチャージ
- 口座情報取得のための本人確認
Wiseアカウントに登録し、アカウント内の通貨を有効化していきます。
アカウント登録がまだの方は、Wiseに登録します。
Wiseアカウントの登録方法を見る
①Wiseの公式サイトを開き、会員登録をタップします。

②メールアドレス・パスワード・国を入力し、会員登録をタップします。

③受信メールを確認し、メールアドレスの確認をタップします。

アカウント登録が完了後、ステップ2のログインへ進みます。
Wiseにログインし、管理→口座情報(アプリの場合はアカウント→口座情報)へ。

アプリのときはアカウント→口座情報へ。

有効化したい通貨を選択します。
(私が行ったときは、1通貨を有効化すると、いくつかの通貨で口座情報が付与されました。)

続行へ進みます。

通貨を有効化するために、アカウントにチャージしていきます。

続行して入金方法を選択。
銀行振込の場合、入金時にかかるWiseの手数料は0円です。
(注意点として、振込手数料は自己負担です。)

選択した方法でWiseへ入金します。

振込が完了したら、次へ進みます。

入金確認中と表示されます。


取得したい通貨を選択し、口座情報へ進む。

続行をタップ。

ご本人様確認を行うをタップ。

Wiseの利用目的を選択します。(もちろん、選んだ使い方以外での利用も可能です。)

本人確認を終えると、口座情報を取得することができます。

完了後、選択した通貨の口座情報が付与されます。
次に、取得した口座情報の確認方法について見ていきましょう。
Wise(ワイズ)海外の口座情報の取得と確認方法【通貨を有効化】
マルチカレンシー口座の設定と入金が完了すると、海外通貨の口座情報を取得することができます。
アプリでの口座情報の確認
アプリ内の一番下にあるアカウントをタップし、口座情報へ進む。

確認したい通貨を選択し、口座情報を確認します。

EURの場合は、送金側がEU加盟国とSEPA圏内か圏外によって口座情報を選択します。

Webでの口座情報の確認
ログインして管理へ進む。残高に表示されている各通貨をそのまま選択してもOK。

口座情報を確認したい通貨を選択します。

残高の通貨を選択した場合
残高の通貨をそのまま選択したときは、お客様の口座情報へ進みます。

ここでは例としてAUD口座情報を選択しています。
ほかの通貨も同じように表示されます。
AUDの場合は、送金側がオーストラリア内かオーストラリア外かによって口座情報を選択します。

Wiseへの入金方法【Wiseアカウントへのチャージ】
Wiseへの入金は、Wiseアカウントへのチャージとして行うことができます。
海外送金に使いたい資金を入金するときは、海外送金の手続き中に入金することができます。
Wiseへの入金方法
通貨を選択し、追加をタップ。

アカウント発行国の通貨と異なる通貨を選択した場合、「別の入金方法で資金をチャージする」を選択。

入金額を入力します。支払い額のところで入金に使う通貨も選択。

支払い通貨に両替された金額で表示されます。
続行で次へ。
送金の目的に近いオプションを選択し、送信。

銀行振込またはデビットカードを選択します。

記載されている振込先に入金し、確認後にアカウントにチャージされます。
どの通貨を入金するときでも、この方法でチャージします。
Wiseの口座情報(10種類の海外通貨)を有効化しておくと、口座情報を利用して入金することも可能です。
このときは、口座情報と同じ通貨でのみ入金できます。
Wiseマルチカレンシー口座の手数料について
Wise利用時にかかる手数料は、利用通貨や利用額に応じて異なります。
同通貨の受け取りは手数料不要です。
アカウント開設国によっても少し違いがあるため、手数料の計算ページでの確認がおすすめです。
また、実際に送金や両替を行う手順で、手数料を確認することもできます。
確認後に手続きをやめられるので、手数料チェックだけでも利用可能です。
Wiseマルチカレンシー口座は海外で引き出しできる?
Wiseマルチカレンシー口座はデビットカードを利用することで、海外での引き出しが可能。
マルチカレンシー口座のメリットを最大限に活用するには、Wiseデビットカードの発行がおすすめです。
Wiseマルチカレンシー口座と銀行との違い・Wiseの安全性について
- 銀行口座ではなく電子マネー口座
- 金融サービス補償機構(FSCS)のような金融保証制度がない(Wiseによるセーフガード)
- 口座に利息はつかない
- 日本円の口座情報は利用できない(2022.10月執筆時点)
Wiseは銀行口座ではなく、電子マネー機関です。
銀行口座で受けられる金融保護制度の対象外となります。
ただ、電子マネー機関であっても、法律によりビジネスで使用している口座とは完全に別の口座でお客様の資金を保管する義務があります。
Wiseで保有する資金は、Wiseが別の口座で保有する資産によって支えられているのです。
公式ページで詳細を見る
また、日本円の口座情報は使用できず、日本円を受け取るときはほかの通貨とは少し方法が異なります。
それを考慮しても、海外送金や外貨の受け取りでの自由度は高く、外貨の移動では欠かせない方法です。
Wiseは送金サービスとされているだけあり、手数料を抑えて自由に資金移動ができるなど、海外送金や受け取りで大きな強みを発揮します。
毎回の両替手数料を考える必要はなく、無駄な心配をせずに過ごせますね。

口座情報は内容がややこしいため、何かありましたら個別にTwitterDMか当サイトのお問い合わせより、ご連絡ください。
【Q&A】Wiseマルチカレンシー口座へのよくある質問(細かな点も解説)
Wiseのアカウント登録やマルチカレンシー口座の内容はややこしく、読者様やフォロワー様よりお問い合わせをいただく機会が増えております。
私自身が迷ったところや、いただいた質問をもとによくある質問を随時追加しているのでぜひ参考にしてください。
- Wiseと銀行との違いは何ですか?Wiseで資金を保有するのは安全ですか?
-
銀行とは異なり、法律によりお客様の資金を完全に別口座で保管する義務があります。「セーフガード・ファンド」と呼ばれる資金で、お客様の資金を安全に保護しています。
- Wiseマルチカレンシー口座でできることは何ですか?
-
10通貨の口座情報を取得でき、海外にある現地口座のように利用できます。
外貨の受け取り、保有、送金などの手数料を抑えることが可能。デビットカードと組み合わせると、海外旅行でも便利に使用できます。
- Wise(ワイズ)マルチカレンシー口座とは何ですか?
-
さまざまな使い方ができるWiseアカウントのことです。Wiseアカウント内に、一部海外通貨の口座情報を取得することができます。
(※銀行口座のようなもので、正確には電子マネー口座。海外の銀行口座のように受け取り・送金・保有・決済が可能です。)Wiseアカウントに登録後、通貨を有効化することで使用できます。
- Wiseマルチカレンシー口座の設定方法は?
-
Wiseアカウントに登録後、通貨を有効化することで使えるようになります。
設定方法はこちら - Wiseマルチカレンシー口座への入金方法は?どうやって送金すればよいですか?
-
「資金のチャージ」から行えます。チャージの場合は、Wiseアカウントの本人名義の口座からのみ可能です。
- Wiseマルチカレンシー口座は海外でも使えますか?
-
もちろん海外でも使えます。海外の通貨口座を取得できるため、現地の銀行口座のように現地通貨の受け取り・送金・保有・決済が行えます。
Wiseデビットカードを利用すると、さらに便利です。
英・米・オーストラリア・ニュージーランド・シンガポール・マレーシア・日本・スイス・欧州経済領域(EEA)に居住の方がマルチカレンシー口座を利用できます。
コメント